インターネット通販で注文した商品が届かない

インターネット通販で注文した商品が長期間届かないような場合には、法的な手続の検討が必要になりますが、まず最初に行う対応としては、内容証明郵便を活用することをおすすめします。

■内容証明郵便（電子内容証明郵便）を送る
取引相手の住所などが分かっている場合は、期限を設け、配達証明付きの内容証明郵便を送ることによって、商品の発送や代金の返還を求める催促を行います。
これによって、相手への意思表示した内容と、配達された事実が証明され、相手が催促された事実の言い逃れを防ぐことができ、裁判に進むような場合にも強力な証拠となります。
この内容証明郵便は、郵送用、郵便局での保管用、控えの計３通作成します。さらに、書式の指定などはありませんが、使用できる文字や字数には制限がある点には注意が必要です。
電子内容証明郵便を利用する場合には、書式が指定されていますので、郵便局のホームページから書式をダウンロードして、作成するようにしましょう。

この内容証明郵便が、住所が存在しない等の理由で戻ってきてしまった場合には訴訟や調停、支払督促等の手段がありますが、迅速に解決を図れる手段として少額訴訟というものがあります。

■少額訴訟
少額訴訟とは、訴額が60万円以下の金銭の支払請求に限って認められる手続きの事を指します。この少額訴訟では、原則として１回の口頭弁論期日で審理を終了し、その後直ちに判決の言い渡しがなされます。これによって、非常に簡潔で即時解決を目指すことができますが、その分証拠書類や証人は、期日その場ですぐに調べることができるものに限られます。

愛次司法書士事務所は、千代田区、台東区、江東区、練馬区を中心に、東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、山梨にお住まいの皆様からのご相談を承っております。
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