悪徳商法の種類

悪徳商法には、振り込め詐欺、架空請求詐欺、ワンクリック詐欺、マルチ商法、キャッチセールスや資格商法の強引な契約、催眠商法、内職商法、点検商法、モニター商法など様々なものがあります。

■振り込め詐欺
振り込め詐欺といえば単純なオレオレ詐欺のようなものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年、手口が複雑化しており、自分は騙されないと過信していては被害者になってしまう可能性があります。
警察官や銀行職員などを装い、口座が悪用されているため暗証番号を変更した方がいいと申し向け、暗証番号を聞き出した上で、キャッシュカードを交換する必要があると言って、職員を名乗る者を被害者の家に赴かせ、キャッシュカードを騙し取る、預貯金詐欺があります。
オレオレ詐欺といっても、犯人が息子を騙って、小切手が入ったカバンを失くしてしまったと電話してきた上で、上司を名乗る者や、駅員、警察官など、様々な人物を騙る犯人が電話をかけてくる劇場型詐欺というものがあります。このような手法では、被害者は、本当に事件が起こっていると信じ込みやすくなります。

■マルチ商法
健康食品や化粧品、浄水器などの商品を買うと、販売組織の会員になることができ、さらにその商品を買って会員になってくれる人を勧誘すると、紹介料がもらえるという仕組みです。
しかし、本当に儲かっているのは組織の上層部の人間だけであって、下位の会員は売れない商品の在庫を抱えてしまったり、強引な勧誘のせいで人間関係が悪化してしまうことがあります。

■点検商法
無料点検をしていると言って点検作業を行い、実際には必要のない高額な工事や商品を強引に押し付けてくる商法をいいます。
地震や台風の自然災害があった地域では点検商法が増加するため注意が必要で、特に高齢者が狙われやすい傾向にあります。

このような悪徳商法については、クーリングオフ制度を使って、一定期間内であれば無条件に解除できるほか、詐欺であれば、詐欺を理由に契約を取り消すこともできます。

愛次司法書士事務所は、千代田区、台東区、江東区、練馬区を中心に、東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、山梨にお住まいの皆様からのご相談を承っております。
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